膵臓(すい臓)は胃の後ろにある長さ15センチぐらいの臓器で、食べ物の消化と血糖値の調整を行う大切な臓器です。
その機能として消化液である膵液がつくられ、十二指腸内に送られます。膵液に含まれる消化酵素が、炭水化物、脂肪、たんぱく質を分解、消化を促進します。さらに、血糖値を調整するインスリン、グルカゴンのほか、多くのホルモンの分泌を抑制するソマトスタチンなどがつくられ、血液中に送られ体のバランスを保っています。
当院では採血での糖尿病のチェック、アミラーゼ検査、腹部エコーによる精査だけでなく、超音波内視鏡検査による膵がん早期発見のための検査や膵のう胞の定期経過観察を行っております。
肝臓で作られた胆汁(脂肪の消化を助ける消化液)は胆のうにいったん蓄えられ、胆管を通って、十二指腸へ流れ出ます。胆のうと胆管を合わせて胆道といいます。この胆のうや胆管の道が詰まること(石や腫瘍)で胆汁が十二指腸に流れなくなり、全身が黄色くなる黄疸や発熱、上腹部痛を引き起こします。また胆汁は脂肪の吸収や排便のコントロールを行っており、胆汁が流れなくなることで様々な症状が出現します。
当院では採血で肝機能障害や黄疸の有無を約1時間で結果を出せるため、早期対応ができます。胆道の精査は腹部エコー検査だけでなく、超音波内視鏡検査を用いてCTやMRIでは確認できない胆石やポリープ、腫瘍を発見することが可能です。
当院では、初診の方でもWeb予約と電話予約が可能です。できるだけお待ちいただく時間を少なくすることや混雑による感染予防対策のため、受診の際はWEB予約をお勧めしております。
発熱のある方は待合がかわりますので、事前に電話でのご連絡をお願いいたします。