在宅医療とは、病気・障害などで通院が困難な方、退院後に自宅での健康管理が必要な方、自宅で暮らしながら療養・終末期を過ごしたい方に、医療チームが定期的にご自宅にうかがい医療を行うことです。そして、日常の生活の場、安心できる場で家族や友人とともに過ごす喜びを大切にする、「治し、支える医療」です。
在宅医療になると病院への通院ができなくなるのでは?と不安に思われる患者様もいらっしゃいます。そんなことは無く、定期的な病院通院を続けていただきながら、 “地域におけるかかりつけ医”としての役割を当院が担当することも可能です。
当院から半径3㎞圏内を中心に伺います。気軽に電話でご相談ください。
もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組みのことです。当院では、ご本人・ご家族に人生会議をお勧めするとともに、医療・ケアチームとの共有をお手伝いします。
※ダウンロードして人生会議の話し合いにお使いください。
さらに詳しく知りたい方は···
いつでも当院へご相談ください。一般的には、次のような方が対象となります。
ご自宅でお困りの方は、まずはお住いの地域の地域包括支援センターへご相談ください。
相談相手がわからない場合は、当クリニックにお電話ください。お近くの地域包括支援センター職員と連携して、医療・介護・生活支援の体制を整えます。
病院に入院中の方は、相談室または連携室の退院支援看護師にご相談ください。病棟の看護師さんから紹介していただくこともできると思います。
定期的に病院に通院することは可能です。病院の主治医と、地域の在宅医が併存した形で、お互いに情報を共有することになります。
往診:病状などが変化した時に、患者さんやご家族の求めに応じて予定外に居宅に出向いて診療することを指します。熱が出た、嘔吐した、痛みが強いなどの理由で予定外に対応が必要な場合に実施します。
訪問診療:患者さんの同意を得て計画的に居宅に出向いて診療するものです。
当院へ電話でご相談ください。
在宅主治医が必要と認めたら、いつでも入院は可能です。普段は住み慣れた場所で暮らし、必要に応じてときどき入院するイメージです。ただし、病床の確保に時間を要する場合があるため、お早目のご相談をお勧めします。また、入院の目的によって高度急性期、急性期、回復期、慢性期の病床機能に使い分けがあることを理解しておく必要があります。
ご本人·ご家族にその意思があれば、在宅での看取りが可能です。残された時間を生活の場でその人らしく過ごせるように支援をいたします。積極的に治す医療を選択されない状況でも、痛みなどのつらい症状を緩和することが可能です。ご本人·ご家族と十分な意見交換を行い、最期まで生活を支えます。
在宅医療は「治し、支える医療」と言われ、治らない病気を抱えた後も平穏な生活を送るための医療を提供します。病院では「治す医療」が中心で、入院中は高度な検査や治療が行われます。在宅医療では病院と連携し、治せる病気には「治す」ための医療を提供し、治せない場合でも「支える」医療を提供します。
当院では往診が必要となるような状態の場合、最初は訪問看護ステーションにご相談ください。訪問看護師が状況を把握したうえで、当院看護師が訪問し必要であれば在宅主治医に往診依頼をします。
介護施設でも当院の訪問診療は受けられます。ただし、老人保健施設(老健)や特別養護老人ホーム(特養)、ショートステイ、デイサービスは基本的に訪問診療の対象にはなりません。入居している施設が訪問診療を受けられるのかわからないという場合は、当院までお問い合わせください。
当院では、初診の方でもWeb予約と電話予約が可能です。できるだけお待ちいただく時間を少なくすることや混雑による感染予防対策のため、受診の際はWEB予約をお勧めしております。
発熱のある方は待合がかわりますので、事前に電話でのご連絡をお願いいたします。