胃カメラを受けることで、食道がんや胃がんの早期発見が可能です。これらのがんは症状が少なく、自覚症状が出た時には進行していることが多いです。特に、アルコールやタバコを嗜む方、胸やけや胃痛、胃もたれなどの症状がある方、食道がんや胃がんの家族歴がある方は、検査を受けることをお勧めします。また国立がん研究センターの統計によると、胃がんは日本で非常に多い疾患であり、早期発見が重要です。
バリウム検査も有効ですが、異常が見つかった場合には追加の胃カメラが必要となります。胃カメラは、直接組織検査ができるため、最も効率的で精度の高い検査方法となります。近年の技術進歩により、検査はより快適で安全になっています。胃がんは早期発見と治療で根治できる可能性が高いため、気になる場合はぜひ早めに胃カメラを受けてください。
口からの場合 |
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鼻からの場合 |
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口からの場合 | マウスピースを軽くくわえ、点滴から眠たくなるお薬(麻酔)を投与します。 |
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鼻からの場合 | 患者さま用モニターを見ながら、検査を受けることができます。 |
えらべます。どちらも長所と短所があります。
口からの胃カメラ | 鼻からの胃カメラ | |
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画質の良さ | ◎ | ○ |
麻酔 | 使用します | 表面麻酔のみ使用します。 |
生検 | ○ | ○ |
苦痛の少なさ | ◎ | ○ - △ |
治療 | ○ | × |
検査中の会話 | × | ○ |
検査後の安静 | 1時間程度の安静が必要です。 | 必要ありません。 |
検査後の注意事項 |
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マウスピースを軽くくわえ、点滴から眠たくなるお薬(麻酔)を投与します。 |
経鼻内視鏡も多くのメリットがありますが、麻酔を使用して経鼻内視鏡と同じ細さの内視鏡を使用した経口内視鏡(細ファイバー使用φ6㎜)をお勧めしています。より精密な検査を必要とされる方は麻酔科での通常経口ファイバー(φ9mm)を使用します。
当クリニックでは、安全に検査を行うための生体モニターや、ゆったりお休みできるリカバリールームを備えています。
詳しくは下記をご覧ください
可能です。しかし保険診療上のルールでは「健診」と区別して症状がなければ検査はできません。
当院では以下のルールに則ります。
(1) 医師が同日検査を行う必要があると判断した症状の場合
例)黒色便・下血がある、腫瘍マーカーの高度上昇、高度な貧血の進行など原因検索を急ぐ場合。
(2) 内視鏡ドック(自費)の方。
胃カメラ、大腸カメラの結果は当時にご説明させていただきます。ただし、生検や手術をした場合、病理検査に出しますので結果は約1週間後になります。詳しくは、当日スタッフが説明いたします。
大腸内視鏡、麻酔法胃カメラ、超音波内視鏡の際は鎮静剤を使用しますので、車・自転車の運転はできません。経鼻での胃カメラの場合は運転可能です。
大腸内視鏡、超音波内視鏡、麻酔法胃カメラの場合、鎮静剤を用いるので、お休みしていただくことをお勧めします。しかし、早朝胃カメラで麻酔法を行う場合には午後からの仕事は可能な場合があります。経鼻での胃カメラの場合は検査後すぐから仕事可能です。
胃カメラ、超音波内視鏡の場合は可能です。大腸内視鏡を受ける場合、ポリープ手術となることが多くありますので、検査後1週間以内には運動、出張の予定を入れないで下さい。
必要です。ピロリ菌の除菌治療を保険適応で行う場合には胃カメラを行う必要があります。
胃カメラの際にピロリ菌の検査も行っております。ただし内服中の薬剤によっては内服中止してからの検査が必要です。精度を考慮して、ピロリ菌除菌判定は便中ピロリ抗原検査により判定しております。
よくありません。慢性胃炎の場合、ピロリ菌に感染している可能性があり、がんや胃潰瘍などのリスク因子となります。胃カメラ検査を受けたことない場合には、早急に検査を行い原因を調べることをお勧めします。
当院では、初診の方でもWeb予約と電話予約が可能です。できるだけお待ちいただく時間を少なくすることや混雑による感染予防対策のため、受診の際はWEB予約をお勧めしております。
発熱のある方は待合がかわりますので、事前に電話でのご連絡をお願いいたします。