当院の建築が日本建築家協会HPのTOPページ8件に選ばれました!
このたび当院の建築が、日本建築家協会ホームページのトップページに選出され、2025年8月1日より11月30日まで掲載されることとなりました。1年を3期に分け、各期8件ずつ、年間24作品が紹介される中で当院が選ばれましたことは、大変光栄であり、嬉しい限りです。ご報告が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
当院は、建築家・守谷様(atelier m)と共に1年以上の時間をかけて設計・建築を進めてまいりました。その過程で、私自身が抱いている「患者様への思い」を丁寧に汲み取り、形にしていただきました。私の願いはただ一つ、患者様が安心して通える場所であること、そして病気の治療だけでなく予防にまでつながる空間であることです。特に、予後や早期発見が難しい膵癌を少しでも早く見つけ、患者様の未来を守りたいという思いを込めています。
同時に、このクリニックは「病気の方だけが訪れる場所」ではなく、地域の方々が気軽に立ち寄れる開かれた空間であってほしいと考えました。本を手に取り、学びや読書を楽しむ時間を過ごしていただきたい。学生さんが勉強をしに訪れたり、お子さんが絵本を読みに来たりと、健康な方々にも身近に感じていただける居場所にしたいと思ったのです。その思いを守谷様は受け止め、デザインに反映してくださいました。
完成したクリニックは、患者様の健康を支える医療の場であると同時に、地域に開かれた温かな居場所となっています。これは建築家守谷様の感性と情熱、そして私の思いを汲み取っていただいた深い理解の賜物であり、この場を借りて心より感謝申し上げます。
これからも当院は、患者様の健康を守るとともに、地域に根ざしたオープンなクリニックとして歩みを進めてまいります。
院長
