近年、日本では食生活の欧米化により大腸癌が増えています。早期の大腸癌は無症状が多く、発見が遅れることがあります。便潜血検査も行われていますが、発見率は100%ではなく、癌の患者様の約30%は陰性となることがあります。大腸癌の多くは良性の大腸ポリープが癌化したもので、予防には良性のポリープを早期発見し、内視鏡的に切除することが重要です。
当院では、大腸癌の早期発見と治療を目指し、定期的な大腸カメラ検査を推奨しています。また発見したポリープはその場で日帰り手術として切除が可能です。
国立がん研究センターによると、大腸がんは全がん患者の中で2番目に死亡者数が多いがんであり、男性では第2位、女性では第1位です。大腸内視鏡検査は、大腸がんを発見するだけでなく、前がん病変である大腸ポリープ(腺腫)をすべて切除し、クリーンコロン(ポリープがない状態)にすることが大腸がん予防の第一のゴールになります。大腸がんは初期症状がほとんどなく、検診や内視鏡検査で発見されることが多いです。特に便秘や下痢が続く方、便が細く感じる方、腹痛やお腹の張りが気になる方、家族に大腸がんの方がいる場合は、ぜひ大腸内視鏡検査を受けてください。
ご自宅での腸管洗浄液の内服に不安のある方は、当院で落ち着いて内服することができます。
自宅で飲む場合は8時ごろから、腸管洗浄液の内服を始めます。準備完了まで、だいたい2~3時間程度要します。
※腸管洗浄液の内服中に強い腹痛、嘔吐などがあれば、内服を中断しクリニックへご連絡ください。
もちろんできます。ゆったりとした空間を用意しておりますので、遠方からの方や、家で飲むのが心配な方、ご高齢の方、どなたでも安心してお越しください。
前処置(腸管洗浄液)を内服する時間が当日2~3時間ですが、検査時間は10分程度です。ポリープ切除を行った場合でも20~30分程度となります。麻酔を使用しますので、リカバリールームで1時間程度お休みいただいてからの帰宅となります。
詳しくは下記をご覧ください
可能です。しかし保険診療上のルールでは「健診」と区別して症状がなければ検査はできません。
当院では以下のルールに則ります。
(1) 医師が同日検査を行う必要があると判断した症状の場合
例)黒色便・下血がある、腫瘍マーカーの高度上昇、高度な貧血の進行など原因検索を急ぐ場合。
(2) 内視鏡ドック(自費)の方。
胃カメラ、大腸カメラの結果は当時にご説明させていただきます。ただし、生検や手術をした場合、病理検査に出しますので結果は約1週間後になります。詳しくは、当日スタッフが説明いたします。
大腸内視鏡、麻酔法胃カメラ、超音波内視鏡の際は鎮静剤を使用しますので、車・自転車の運転はできません。経鼻での胃カメラの場合は運転可能です。
大腸内視鏡、超音波内視鏡、麻酔法胃カメラの場合、鎮静剤を用いるので、お休みしていただくことをお勧めします。しかし、早朝胃カメラで麻酔法を行う場合には午後からの仕事は可能な場合があります。経鼻での胃カメラの場合は検査後すぐから仕事可能です。
胃カメラ、超音波内視鏡の場合は可能です。大腸内視鏡を受ける場合、ポリープ手術となることが多くありますので、検査後1週間以内には運動、出張の予定を入れないで下さい。
申し訳ありませんが予約制となっております。ただし、緊急を要するような病状の場合には簡易的ではありますが検査を行い病状の精査は当日に行わせていただきます。
いいえ。大腸カメラでの精密検査は必要です。進行大腸がんの場合、90%の患者で1回だけ陽性の場合があります。
当院では、初診の方でもWeb予約と電話予約が可能です。できるだけお待ちいただく時間を少なくすることや混雑による感染予防対策のため、受診の際はWEB予約をお勧めしております。
発熱のある方は待合がかわりますので、事前に電話でのご連絡をお願いいたします。